かねき米穀店の始まり

 江戸時代、当店は「鈴木喜兵衛」という名を受け継ぐ一百姓でした。
江戸末期、この名前を受け継いだ鈴木喜兵衛の妻は、農耕のかたわら市
(いち)にやってくる人相手に”ふかしさつまいも”の小商いをしていま
した(当時、萱町本店前に市が立ち、さつまいもは非常に珍しかった)。

 明治になり、名を受け継ぐ習慣がなくなった頃、当鈴木家に重太郎と
いう養子が入り、米屋を始めました。そして、長い間慣れ親しんだ鈴木
喜兵衛にちなんで「かねき米穀店」としました。1897年(明治30年)の事でした。当初は、先代のいも屋の方が有名で、かねきの屋号より”いも重”として通っていました。

 初代鈴木重太郎、2代目鈴木儀平、3代目鈴木宏、そして現4代目鈴木健司へと一世紀以上が経ちました。更に200年を目指して頑張っております。

 平成2年には、
”ライスショップかねき”(かねき米の郷・南晩田店)
オープンしました。
 
 平成10年には、長い間ご愛顧いただいていた明治39年築の萱町本店を解体新築し、
”かねき米の郷・萱町本店”
としてオープンしました。
 
 平成13年に、4代目鈴木健司が
渥美郡(現田原市)初の米のソムリエ「米・食味鑑定士」になりました。
 
 
 平成24年4月、5代目鈴木康仁が8年間の勤めていた会社を退職し、家業を継ぐことになりました。

 今後も皆様に愛されるお米屋となりますよう努力してまいりますので、よろしくお願いいたします。