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-お客様の顔を創る-
2007.04.28更新
2007年4月18日の東日新聞に記事を掲載させて頂きました。
是非ご覧ください。
<株式会社アーチザン 創立30周年>

<掲載記事>
東三河を中心に建築設計の第一線で活躍を続けてきた建築プロデュース・(株)アーチザンは、創立30周年を迎えた。
同社は蓄積された技術と洗練されたデザインにより、快適で美しい建物を設計してきた。また、施主の要望を最大限に尊重した個性ある建築は街づくりにも貢献している。
同社の社長、宮田正人氏にこれまでの思い出や建築への想い、(株)アーチザンの今後などについて聞いた
30周年を迎えた感想は―
(宮田) 30周年というと、「2代目ですか」と言われますが、27歳で開設し、今57歳。30周年を迎えたことには後で気づいたくらいで、この30年は夢中であっという間でした。これまで支えて下さった人たちに本当に感謝しています。
特に印象に残っていることは―
(宮田) アーチザンのことをよく知らない方が、作品(建物)を見て依頼してくださったときはすごく感激しました。ひとつひとつの設計に真剣に取り組んできたことを作品から感じていただけたように思いました。
建築に対するポリシーについて―
(宮田) 個人がお金を出すものでも、外観は都市を形成するものなので、まちづくりのことも考えた提案をしています。建築は機能が不可欠ですが、それをどう美しく見せるかに力を注いでいます。建物が一つひとつ違うのは、お客様の顔や個性が一人ひとり違うのと同じこと。設計する際には、ご要望を鵜呑みにするのでなく、お客様の雰囲気や潜在する想いを建物に表現するように心がけています。そういう意味で、建物の設計は「お客様の顔を創る」という考えで取り組んでいます。
建築家を志したのは―
(宮田) 中学3年生の頃、建築に興味をもち、豊橋工業高校建築科に進学しました。家業は焼判をつくっていて小さいころから手伝っており、ものづくりが好きだったこともあると思います。高校卒業後、名古屋の建築設計事務所に勤め、一級建築士の資格を取得後、27歳で設計事務所を創立しました。
この仕事の楽しみは―
(宮田) お客様は一人ひとり求めるものが違うため、常に新しいことを要望されます。その要望に応えることで、建物を喜んで使っていただき、幸せを感じていただけることが、建築家としても最高の喜びです。
これからの(株)アーチザンの設計について―
(宮田) これまでの様に幅広い分野の設計を、利用者の視点に立って手がけていきたいと思っています。また、ますます少子高齢化が進み、この分野の需要が高まります。これまでにも多くの医療施設や高齢者施設を設計させていただきましたが、この分野は高度な専門知識や経験が必要とされます。今後はこれまでの実績を活かし、より使いやすい建物をアーチザンらしい魅力あるデザインで提案していきたいですね。
50周年に向けて―
(宮田) これからは設計に至るまでの企画にも更に力を入れていきたい。また、ものづくりの原点に立って、一つひとつの建物に愛着を持って造りたいですね。ものづくりは、人間の手で造るものであり、特に建築は現場で人の手で造らないとできません。30周年を期に、気持ちも新たに進みたいと思います。
【社内有資格等】
1級建築士、商業施設士、インテリアプランナー、愛知県被災建築物応急危険度判定士、日本建築学会会員、愛知県建築設計事務所協会会員、愛知建築士会会員、健康デザイン研究会会員、愛知県「人にやさしい街づくりアドバイザー」、2級ホームヘルパー
【主な受賞歴】
国土交通大臣表彰、愛知県人にやさしい街づくり賞、岐阜市都市美創出賞、ストアフロントコンクールストア部門金賞、商環境デザイン賞、クボタアーバニー施工例コンテスト優秀賞、NSGショップ&ディスプレイコンテスト奨励賞、乾式防火サイディングコンテスト銀賞、豊橋都市デザイン文化賞/アーチザンオフィス、豊橋都市デザイン文化賞/メガワールド本店、豊橋都市デザイン文化賞/すぎうら歯科